自宅でR-1ヨーグルト量産!「ヨーグルトファクトリー」レビュー

2018/08/14 2017/03/15

健康と胃腸の為に毎日ヨーグルトを食べています。
しかし、朝晩毎日ヨーグルトを食べていると消費量がバカになりません。ということで、ヨーグルトを自作することにしました。

色々調べていると、どうやらR-1ヨーグルトも自宅で作れるとのこと。そんな錬金術みたいなことが出来るとは…。

早速「ヨーグルトファクトリー」というヨーグルトメーカーを買って作ってみたので、実際にR-1ヨーグルトを自作する工程をお伝えします。

「自宅でR-1ヨーグルト」の仕組み

自宅でヨーグルトを量産するには、ヨーグルトメーカー的な機械が必要となります。

牛乳に乳酸菌を入れて40度を維持すると、発酵してできるのがヨーグルトです。しかし、自宅で一定の温度を維持するのは難しい。そこで、牛乳の温度を40度に維持してくれるのがヨーグルトメーカーという機械です。

牛乳に入れる乳酸菌は、市販のヨーグルトでOK。
別途特別な種菌を買う必要はありません。

市販の牛乳に市販のヨーグルトをぶちこみ、ヨーグルトメーカーにセットするだけです。
ヨーグルトメーカーが一定の温度を維持してくれるので、入れたヨーグルトが種菌になり、8時間後には牛乳パック1本分のヨーグルトが出来上がる仕組みです。

ヨーグルトメーカーの選び方

私が購入したのはこちらのトプラン「ヨーグルトファクトリーPREMIUM」。
Amazonのベストセラー1位で、機能は牛乳パックを温めるだけとシンプル。
温度は通常のヨーグルト(40度)と、カスピ海ヨーグルト(25度)の2種類があり、自動タイマー付きで8時間で自動的に電源OFFになります。
牛乳パックの底辺が7cmのものであれば、500ml~1000mlまで対応しています。

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もっと高性能なものだと、こういうのもあります。
温度調節ができるので、ヨーグルトや天然酵母の発酵、納豆、甘酒にも使えます。

トプランのヨーグルトメーカーを選んだ一番の決め手は「牛乳パックをそのまま使える」所です。
ヨーグルトは菌を発酵させるものなので、雑菌は禁物。TANICAのヨーグルトメーカーだと、使う前に容器を殺菌しなければいけないので、面倒だと考えました。

実際使ってみて、トプランのヨーグルトメーカーは牛乳パックをそのまま差し込むだけなのでとても楽。

トプラン「ヨーグルトファクトリーPREMIUM」到着

第一印象は「思ったより大きいな」。

自作ヨーグルト

牛乳パックやポケットティッシュと比べるとこのサイズ。
縦型なのでそんなに邪魔な感じはしませんが、牛乳パックの大きさをイメージしていると大きく感じるかもしれません。

ヨーグルトメーカー

スイッチは「電源」「プレーン(40度)」「カスピ海(25度)」の3つしかないので、これ以上ないくらいシンプルです。

自作R-1ヨーグルトの材料

自作ヨーグルトには「種菌となるヨーグルト」と「牛乳」が必要ですが、取扱説明書を見ると材料は下記のように書かれています。

・1000mlまたは500mlのパック牛乳(成分無調整牛乳)
・プレーンの場合:市販のプレーンヨーグルト(無糖・無添加)またはヨーグルト菌(活性乳酸菌)
・カスピ海の場合:市販のカスピ海ヨーグルト(無糖・無添加)またはヨーグルト菌(粉末タネ菌)

プレーンヨーグルトや一般のヨーグルト菌ではカスピ海ヨーグルトを作る事はできないので、作りたいヨーグルトをそのまま種菌にしましょう。
R-1ヨーグルトを作りたい場合は、市販のR-1ヨーグルトを種菌にすればOKです。

材料となる牛乳とヨーグルトですが、それぞれ使えない材料があります。

・低温殺菌牛乳
・加工乳
・乳性飲料(ヤクルトなど)
・フルーツ、ゼラチンなど添加物が入ったヨーグルト

低脂肪牛乳でも作ることは可能ですが、味が酸っぱくなる、ホエーが分離する、タネ菌が弱くなるなどの可能性があるので成分無調整の牛乳がオススメされています。

自宅でR-1ヨーグルト

今回は小岩井の無調整牛乳と、R-1ヨーグルトのノーマルタイプを使いました。
R-1ヨーグルトは他にも「低脂肪」「砂糖ゼロ」タイプが発売されているので、次はこちらのタイプで作ってみようと思います。

自作ヨーグルトのタネ菌の分量

取扱説明書には牛乳1000mlに対し、プレーンヨーグルト50~75mlと記載があります。

今回購入したR-1ヨーグルトの内容量は112gなので半分くらいで丁度良かったのですが、ちゃんと見ておらず全部入れてしまいました。
R-1ヨーグルトのドリンクタイプで自作ヨーグルトを作っている人もいますが、ドリンクタイプも112mlなので使うのは半分で済みそうです。
カップのヨーグルトは半分使って半分残しておくうちに雑菌が入る可能性があるので、R-1ヨーグルトを種菌にする場合はドリンクタイプの方が使い勝手が良さそうです(2回分)。

自作R-1ヨーグルトの作り方

早速、自宅でR-1ヨーグルトを作ってみます。

まず電子レンジで牛乳パックを2分温めます。

R-1ヨーグルト作り方

取扱説明書には「室温に戻す」と書いてありましたが、面倒なのでネットで見たレンチン方式を採用しました。
牛乳パックを電子レンジで直接温めるのは破裂しそうで緊張しますが、何事もなくほんのり暖かくなりました。

ヨーグルトはよく混ぜる必要があるので、封を開けずにそのまま激しくシェイク。
本当はスプーンなどで混ぜた方が良いのだと思いますが、まずは一番楽な方法で作ってみます。

牛乳パックの口を空け、ヨーグルトが入る分の牛乳を抜いたらシェイクしたヨーグルトを投入。
ここでも、本当はスプーンでよく混ぜる必要があるのですが、こちらもスプーンの殺菌が面倒だったのとそこまで長いスプーンもないので、牛乳パックの口を閉じてそのままシェイク。

Amazonでこう言う自作ヨーグルト用のスプーンも売られています。
ヨーグルトを作る際もそうですが、出来上がってからも長い牛乳パックのヨーグルトをすくうにはこう言ったスプーンが必要かもしれません。

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よく混ぜたらヨーグルトメーカーにセット!
電源ボタンを押すだけなので、本当にあっけなく終わりました。

R-1自作ヨーグルト

しばらくして本体の内側を触ると、「ほんのり暖かい」と言うくらいの温度になっています。
外側もわずかに暖かくなっていますが、熱いとか触ると危険と言うほどの温度ではありません。

自作R-1ヨーグルトの出来栄えは?

出来上がりがこちらです。

R-1手作りヨーグルト

ちゃんと固まってる。

R-1ヨーグルトレシピ

肝心の味は…酸っぱい!
種菌となるR-1ヨーグルトと食べ比べて酸味があります。

トプランの「ヨーグルトファクトリーPREMIUM」は、8時間で自動的に電源がオフになります。

しかし、8時間経ったあとにそのまま放置していると発酵が進み、ヨーグルトが酸っぱくなってしまうそうです。
出来上がったら、すぐに冷蔵庫に入れるべきなのですが、今回8時間経ったあとに冷蔵庫に入れるのを忘れ、1時間ほど放置してしまいました。
電源は切れていますがヨーグルトメーカーの内部(牛乳パックが当たる部分)が暖かいまま1時間も放置してしまったので、それが酸味の原因だと思います。

ともあれ、簡単な手順でも失敗する事なく、酸味の点を除けばとても美味しいヨーグルトができました。
冷蔵庫に入れてからも、少しずつ発酵が進み酸味が増して固くなるそうなので、次は7時間くらいで冷蔵庫に入れてみようかな?と思います。

※追記
後日、7時間でヨーグルトメーカーから出しすぐに冷蔵庫に入れたところ、酸味がなく美味しいR-1ヨーグルトができました!
7時間でもしっかり固まっていたので、自宅でヨーグルトを作ると酸っぱくなる、と言う人は時間を短めにしてみて下さい!

種菌にするR-1ヨーグルトも、↓の低糖・低カロリーのドリンクタイプを1本まるごと入れていますが、緩くなることもなく美味しいR-1ヨーグルトが出来ています。

自作R-1ヨーグルトの賞味期限は?

自作のヨーグルトの賞味期限は、どれくらいなのでしょうか?
ヨーグルトメーカーの取扱説明書によると、「使用した牛乳の賞味期限を目安に」と書いてあります。

今回購入した小岩井牛乳の賞味期限は、購入日から一週間後。
毎日ヨーグルトを食べている人であれば、一週間で1L分のヨーグルトは余裕で消費出来るのではないかと思います。

出来上がった自作ヨーグルトを種菌にして大丈夫?

自作R-1ヨーグルトのメリットは、R-1ヨーグルトが安く量産できることです。

種となるR-1ヨーグルトに自作したR-1ヨーグルトを使えば、永久にR-1ヨーグルトを買わなくて済みそうですがそれはNG

同じ種菌から繰り返しヨーグルトを作っていると、菌の性質が変わったり雑菌が入る可能性が高くなります。
1回くらいはいいのかもしれませんが、定期的に新鮮な種菌を使うようにしましょう。

R-1ヨーグルト自作vs購入の値段比較

とても簡単に、大量に作れる自作R-1ヨーグルトですが、実際にどれくらいお得なのか値段を比較してみます。

・市販のR-1ヨーグルト(112g)125円
・牛乳(1000ml)248円

今回、地元のスーパーで買った価格なので多少の誤差はありますが、自宅でR-1ヨーグルトを作った場合、373円で1000mlのR-1ヨーグルトが出来る事になります。

112gの市販のカップに換算すると、1カップ約42円
約1/3の値段でR-1ヨーグルトが食べられる計算になります。

もちろん、ヨーグルトメーカーが2,463円するのでその分を忘れてはいけません。
私の場合、朝晩ヨーグルトを食べるので、1日に得する金額は166円。
大したことはない金額に見えますが、1ヶ月にすると4,980円の得になります。
1ヶ月でヨーグルトメーカーの金額は充分回収できますね。

また、R-1は砂糖ゼロタイプもありますが、糖質制限実践者にはお馴染みの「砂糖ゼロ」なので、「糖質」は他のタイプと大差ありません
ということで、R-1を低糖質で食べる唯一の方法にもなり、金額面以外のメリットもあるのがポイントです。

自作だとR-1ヨーグルトは作れない?効果が無い?

自作R-1ヨーグルトを作る際に気になるのが「自作でもR-1成分は増えてるの?」と言う点。

R-1ヨーグルトは1073R-1乳酸菌が作り出すEPS(多糖体)により、免疫力強化に効果があるとされています。
つまり、R-1乳酸菌だけでなく多糖体もしっかり増えないとR-1としての効果は無い訳ですが、これには明治のオフィシャルサイトQ&Aに答えがあります。

プロビオヨーグルトR-1を種菌にしてヨーグルトを作ることはできます。

ただし、プロビオヨーグルトR-1の特徴である1073R-1が作り出すEPS(多糖体)の量は、原材料や発酵条件等により異なります。一般家庭ではこの商品と同等量のEPS(多糖体)を作り出すことができないと考えられます。

そのため、当社で生産しているプロビオヨーグルトR-1をお召し上がりいただくことをおすすめします。

重要なのはR-1乳酸菌の量ではなくR-1乳酸菌が作り出す多糖体の量ですが、それについては「一般家庭では商品と同じ量の多糖体を作れないと考えられる」としていますね。

どうなんでしょう。
ここで「自宅でも作れます」と言ってしまうと売れなくなってしまうので、作れますとは言えない気がしますが…。

個人的には「作れないと考えられる」と言う表現から大人の事情を感じます。(作れないとハッキリわかっているのであればそう言えば良い)

私の場合はR-1にそこまでこだわっている訳ではなく、元々ヨーグルトをたくさん食べる中で、どうせ食べるなら効果の良さそうなものを、と言うくらいの気持ちで考えています。
多少は多糖体が少なくても全く増えないという事は無いでしょうし、そもそもR-1の1カップよりかなり多い量を1回で食べているため、多少少なくても問題ありません。

ということで、このままR-1ヨーグルトを種菌に自作ヨーグルトを作り続けようと考えています。

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