糖質制限ダイエットに蒟蒻畑はNG!実は糖質がタップリです。

2018/08/14 2017/05/08

ダイエット中はとにかくカロリーが少なくて満腹感のあるものを、と言うことで手軽に買える蒟蒻ゼリーを食べている人を見かけます。

「蒟蒻=カロリーゼロ」と言うのは常識なので、蒟蒻ならいくら食べても太らない!蒟蒻ゼリーも大丈夫!と思っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、糖質制限ダイエットをしている人は要注意!
蒟蒻ゼリーには、実はたっぷり糖質が含まれているのです。
栄養成分を良く見ずに、蒟蒻ゼリーなら大丈夫!と、バクバクと食べていると大変な糖質量に…。

そこで、今回は蒟蒻ゼリーで最も有名なマンナンライフの「蒟蒻畑」の栄養成分から、蒟蒻ゼリーにどれだけ糖質が含まれているのかしっかり見ていきたいと思います。

蒟蒻畑の種類と違い

マンナンライフの蒟蒻畑には3つのタイプがあります。

・1口サイズのカップに入った元祖「蒟蒻畑」
・ウイダーインゼリーのように直接口をつけて吸うタイプの「蒟蒻畑ライト」
・クラッシュした蒟蒻畑を果汁ジュレで包んだ1口カップの「ララクラッシュ」

それぞれの糖質量を、まずは数値で見てみましょう。

蒟蒻畑の糖質量

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栄養成分表
1個(25g)あたり

エネルギー 25kcal
糖質 6.2g
たんぱく質 0g
脂質 0g
食物繊維 0.4g
ナトリウム 9mg
リン 25mg
カリウム 51mg

あの小さい1粒に6.2gもの糖質が入っています。(何故こんなに糖質が多いのかは後述)
角砂糖の糖質量が約3gなので、1粒で角砂糖2個分。

蒟蒻畑1つでは満腹にはならないのでいくつか食べる人が多いと思いますが、3個食べたとすると糖質量は18.6g。
コーヒーに角砂糖を6個入れて飲むのと同じ糖質量になります。
思ったより多くて驚いたのではないでしょうか。

糖質制限中は米やパンなどの炭水化物、砂糖を使ったスイーツなど糖類を控えていると思いますが、せっかく我慢しているのに意識しない所で糖質を取ってしまうのは非常にもったいないです。
まずは「蒟蒻畑にはしっかり糖質が入っている」と意識するところから始めましょう。

蒟蒻畑ライトの糖質量

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栄養成分表
1個(150g)あたり

エネルギー 39kcal
糖質 12.8g
たんぱく質 0g
脂質 0g
食物繊維 6.7g
ナトリウム 49mg
リン 14mg
カリウム 45mg

パウチタイプで外出時にも手軽に食べやすい(飲みやすい?)蒟蒻畑ライトですが、こちらも糖質がしっかり含まれています。
蒟蒻畑ライトは「ライト」と言う名の通り、蒟蒻畑の1/3の糖質量、1/4のカロリーなので成分的にはこちらの方がダイエット向き。
ただ、1個あたりの量が多い(150g)ので結果的に12.8gの糖質を摂ってしまうことには変わりがありません。

もっと糖質が高いおやつの代替品としてならアリですが、「低カロリーだから糖質も少ないだろう」と言うイメージだけでたくさん摂取してしまうのは危険です。

ララクラッシュの糖質量

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栄養成分表
1個(24g)あたり

エネルギー 8kcal
糖質 2.5g
たんぱく質 0g
脂質 0g
食物繊維 1.6g
ナトリウム 8mg
リン 2mg
カリウム 7mg

クラッシュした蒟蒻畑+果汁ジュレと言う内容から、通常の蒟蒻畑より糖分が多くなりそうだなと想像していたのですが、栄養成分表を見ると逆でした。

蒟蒻畑とほとんど同じサイズでありながら、蒟蒻畑の1/2の糖質量、1/3のカロリー。
蒟蒻畑ライト、ララクラッシュに比べ、通常の蒟蒻畑は倍以上の糖質量、カロリーになっていることが分かります。

3製品を並べてみると、糖質量・カロリー共に蒟蒻畑ライト<ララクラッシュ<蒟蒻畑の順になります。
蒟蒻畑にもたっぷりと糖質が含まれているよ、と言う事をお伝えしたかったのですが、その中でもかなり差異がある事がわかったので、選ぶのであれば蒟蒻畑ライトかララクラッシュを。蒟蒻畑は避けるようにしましょう。

蒟蒻畑には何故糖質が多い?

一見ヘルシーでダイエット向けに見える蒟蒻畑。
蒟蒻であればカロリーはほとんど無いはずなのに、何故こんなに糖質が高くなってしまうのでしょう?
答えは、裏に書いてある原材料を見るとわかります。

・蒟蒻畑の原材料
ぶどう糖果糖液糖、砂糖、果汁(ぶどう、りんご)、洋酒、デキストリン、こんにゃく粉、pH調整剤、酸味料、ゲル化剤(増粘多糖類)、香料

・蒟蒻畑ライトの原材料
果糖ぶどう糖液糖、難消化性デキストリン、エリスリトール、果汁(ぶどう、ブルーベリー)、洋酒、果糖、こんにゃく粉、ゲル化剤(増粘多糖類)、酸味料、乳酸Ca、香料、甘味料(スクラロース)

・ララクラッシュの原材料
難消化性デキストリン、ぶどう糖果糖液糖、エリスリトール、果汁(ぶどう、ブルーベリー)、高果糖液糖、洋酒、こんにゃく粉、ゲル化剤(増粘多糖類)、酸味料、乳酸Ca、香料、甘味料(スクラロース)

原材料と言うのは、基本的に入っている量が多い順に記載されています。
3つの製品を見ると、どれも「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」と言う糖類が多く含まれていることがわかります。
そのため、蒟蒻畑の糖質量は多くなっているのです。

「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」って何?

「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」とは、簡単に言うと、液状の糖分です。
砂糖と違って最初から液状なので、溶かす必要のあるジュースなどに良く使われる糖分です。

通常の砂糖はぶどう糖と果糖が結合していますが、結合せずに液化した糖を「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」と言います。
二つの違いは、ぶどう糖と果糖、どちらが多いかです。
ぶどう糖の方が多い場合は「ぶどう糖果糖」、果糖の方が多い場合は「果糖ぶどう糖」と呼ばれます。

蒟蒻畑の原材料を見ると、「ぶどう糖果糖液糖」が一番最初に来ていますね。
つまり、原材料の中でもぶどう糖果糖液糖が一番多く含まれている=糖分たっぷりなので、蒟蒻畑の糖質量は多いと言うことになります。

糖質制限ダイエット中に蒟蒻畑は避けよう

糖質制限ダイエット中は、血糖値を上げないような食生活をしていると思います。
血糖値が急に上がるとインシュリンが多量に分泌され、糖を脂肪として溜めこもうとするからです。

しかし、「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」はぶどう糖と果糖が混在しており、砂糖のように腸内でぶどう糖と果糖に消化されてから吸収されないため、血糖値がすぐに上昇します。
そう言った点からも、蒟蒻畑は「糖質制限ダイエット向きではない」製品だとも言えます。

糖質制限ダイエットを本気でやるのであれば、面倒でも栄養成分を良く見て「糖質が高くないもの」「ぶどう糖果糖液糖・果糖ぶどう糖液糖が使われていないもの」を選ぶようにしましょう。

ゼリーであれば粉寒天や粉ゼラチンで自宅でも簡単に作れるので、これを機にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。

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