RIZAP本「自宅でできるライザップ 食事編」レビュー
2016/6/25に、ライザップより公式書籍「自宅でできるライザップ 食事編」「自宅でできるライザップ 運動編」が発売されました。
あのライザップの公式本と言うことで、どんな内容か興味があり発売日に購入してみました。
食事編はAmazonでベストセラー1位になっており、購入を検討している方も多くいると思いますが、色々思うところがあったのでレビューを書きます。
安い本ではないので、是非、購入の参考にしていただければと思います。
「自宅でできるライザップ 食事編」の構成
「自宅でできるライザップ 食事編」はライザップの公式解説本です。
商品ページには以下のように本の内容が紹介されています。
ついに登場! ライザップによるライザップメソッド公式解説本!
食事編はライザップ式低糖質ダイエットの解説だけでなく、目標を可能にするメンタルマネジメントや挫折させないためのさまざまなコツを余すことなく解説。
さらに、ライザップ管理栄養士によるレシピを42品収録するほか、実践しやすい2週間の献立例もご紹介!
届いてみて、自分がひとつ勘違いしていたのが本のサイズです。
勝手に雑誌サイズだと思っていたのですが、雑誌よりひとまわり小さいサイズのソフトカバー仕様でした。
少し大きいですが、電車の中などでも読めそうなのはうれしい誤算です。
この本は全127ページ(少ない)で、構成は下記のように大きく4つに分かれています。
1.基礎編(約25ページ)
2.実践編(約30ページ)
3.食べて痩せる 低糖質レシピ(約50ページ)
4.成功につながるメンタルメソッド(約20ページ)
本を手にする前はレシピがひたすら載っている「レシピ本」かと思っていたのですが、前半は文章、後半がレシピと言う構成になっていたのも意外でした。
それぞれの内容について詳しく見てみます。
1.基礎編(約25ページ)
基礎となる食事ルール・生活ルールが書かれています。
「主食を抜く」「たんぱく質をメインに取る」「水分をしっかり取る」など。
オシャレな写真ページの1/4くらいに文章が書かれており、文字数が少なすぎて最初見た時ビックリしました。
とは言え、「インスリン」「ケトン体」など、糖質制限を行っている方であればお馴染みのキーワードも出てくるので、「糖質制限に関する知識がほとんどない」方にとっては結構有益だと思います。
最低限これくらいは知っておいたほうが良いというような内容が読みやすいようにやさしくまとめられています。
また、ライザップのルールには「筋トレをする」というものがあるので、「運動が嫌いなので後押ししてくれるものが欲しい」と考えている方には一つの支えになるかもしれません。
2.実践編(約30ページ)
より具体的に、糖質制限の食事方法が書かれています。ここからページがすべて文字で埋まってきたので安心しました。
ライザップ式のダイエットスケジュール、数値目標の計算の仕方、結果につながる低糖質の食材選びなどが説明されています。
内容は具体的で結構良いです。
ライザップ式では、「最初にまず徹底して糖質をカット > 筋トレに合わせて糖質摂取 > 更に糖質を増やして日常生活で無理のない栄養バランスを」という流れで食事をコントロールするようですが、それについての内容がかなり具体的に書かれています。
ただ、1項目につき2ページずつで構成されており、まとめ過ぎというか、ボリュームが少なすぎる感は否めません。
ライザップ側からすれば、「実践的な部分を事細かく書いてしまったら入会者が減ってしまう」という部分があるのだとは思いますが、ライザップの強みは「意思が強くない人でも成果を出せるよう、モチベーションをコントロールすること」なので、もう少し自信持って情報を出しても良かったのではないかと思います。
とは言え、コンビニの低糖質食品の選び方や、太らない外食の取り方、宴会での飲み方食べ方は、すぐに使える知識として参考になる方も多いのではないかと思います。
3.食べて痩せる 低糖質レシピ(約50ページ)
スープ、肉レシピ、魚レシピ、大豆製品レシピ、缶詰レシピ、スイーツレシピで構成されています。
写真が綺麗で食欲をそそられる普通のレシピ本と一緒です。そんなに大した内容はないですが、高野豆腐サンドや大豆粉を使ったレシピも書かれていたり、割とツボは抑えていると思います。
ただ、いかんせんボリューム不足。正直「このボリュームでレシピ必要?」と感じたのも事実です。
4.成功につながるメンタルメソッド(約20ページ)
停滞期を乗り切る方法、モチベーションアップのポイントがさらっと書いてあります。
ライザップで糖質制限を成功させた人の体験談、Q&Aがあり、最後に食材の糖質一覧表があり、終わりです。
無難な事がちょっと書いてあって、そのあとに成功体験が書いてあるだけです。
読んでみた感想
良くも悪くも「糖質制限ダイエット入門編の本」と感じました。
文字が少なく読みやすい反面、トータルの情報量はかなり少ないです。
専門的な知識を学ぶ本ではありませんが、糖質制限で痩せるメカニズム → 実際に糖質制限ダイエットをする際のポイント(食材の選び方など) → 参考レシピ → 体験談やQ&A、と糖質制限に必要な最低限の知識が上手に網羅されています。
個人的には、特に参考になる内容は見当たりませんでしたが、「これから糖質制限をしてみたい」という方には、最初の入口としてはオススメできる本だと思います。
家族に糖質制限に対する理解を求めたい場合などにも役立つでしょう。(内容が少なく読みやすいので)
既に色々試行錯誤しながら糖質制限に取り組んでいる方には、家族に渡す以外の目的では無用な本だと思います。
逆に、これから糖質制限をやってみようと考えている方、何から始めたら良いのか、どんな食材を選んだら良いのか全くわからない方には、読みやすくわかりやすい入門ガイドブックになると思います。
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