糖質制限中は納豆がオススメ!糖質制限のマイナス面をムチンがカバー

2018/08/14 2017/07/17

納豆と言うと「健康食品」のイメージがあります。
発酵食品であることから、「とにかく身体に良さそう」と考える人が多いかと思いますが、実は納豆は健康に良いばかりでなく、とても糖質制限に向いている食品です。

コレステロール値の安定や血栓に対する予防のために摂り始めた納豆ですが、糖質制限や筋トレへのプラス効果を後から知って手放せなくなっています。

今日はそんな、糖質制限時の納豆のプラス効果、糖質制限のマイナスを補う効果を解説します。

納豆に含まれる「ムチン」とは?

ムチンはネバネバ成分。
納豆の他に、なめこ、オクラ、モロヘイヤ、山芋、里芋、なめこなどに含まれます。

ムチンは糖類(多糖類のガラクタンやマンナンなど)とタンパク質が結合したものです。

糖質制限に納豆(ムチン)が効く理由

納豆に含まれるムチンには糖質の吸収を遅らせる効果があります。食事の際の急激な血糖値の上昇を防ぐというのは、糖質制限と同じ理屈です。どうしてもご飯を食べたくなった時は、納豆と一緒に食べることで、糖質を脂肪としてため込みにくくなります。

また、ムチンにはタンパク質を無駄なく活用させる効果もあります。
効果的に痩せるために、筋肉を落とさないために、糖質制限と筋トレはセットで行っている人が多いですが、糖質を控えると筋肉は付きにくくなります。また、糖質制限中であったとしても、減量中の場合、タンパク質なら無制限に摂っても良いというわけではありません。効率的に痩せるのであれば、ある程度のカロリー計算は必要です。

タンパク質分解酵素を含むムチンを摂取することで限られたタンパク質を効率的に消化・吸収することが出来るようになり、タンパク質の総量を多少抑えやすくなるだけでなく、筋トレの疲労回復や筋肥大にもプラスの影響があります。

また、ムチンにはナチュラルキラー細胞を活性化する働きもあります。糖質制限中は栄養不足になりがちなため体調を崩してしまう人もいますが、体調管理の助けにもなります。

糖質を身体が求めた時にも、筋トレにも、体調管理にも有効なムチン。糖質制限中に摂りたい理由がわかるかと思います。

糖質制限のマイナス面を納豆(ムチン)がカバー

ムチンは食事から摂りいれるだけの成分ではありません。人間の体は、糖質とタンパク質を結合してムチンを作ります

しかし、糖質制限中は糖質が極端に減るため、ムチンの生成が十分に行われず、ムチンが不足する傾向があります。糖質制限で便秘になった、肌が荒れたと言うデメリットを抱えた場合、ムチンの不足が考えられます。

ムチンには、肝臓や腎臓の機能を高めると同時に、胃の粘膜を保護する働きがあります。消化を促す作用もあるので、ムチンが不足した場合、消化機能が上手く働かず便秘になる可能性があります。

また、胃腸の消化・吸収機能が落ちるとビタミンなどの肌に必要な栄養素が充分吸収できず、肌荒れを引き起こします。

糖質を控えることで十分に生成できない分、食品からムチンを摂取することで糖質制限のデメリットを解消することができます。

ムチンの上手な食べ方

ムチンのタンパク質分解酵素は熱に弱いので、生で摂取するのが理想的です。
しかし、里芋、なめこなどは生で食べるのは難しいです。オクラ、モロヘイヤも茹でて調理する人が多いのではないでしょうか。メカブも叩いてから茹でるのが基本です。山芋は「とろろ」として生で食べる事ができますが、食事のたびにすりおろすのも大変、また山芋は芋なので糖質がやや高めです。

ということで、安価で手軽に食べられ、タンパク質の含有量も高い納豆をオススメします。納豆も元々は大豆で加工の際には熱を入れますが、ムチンが大量発生するのは納豆になってからです。そのため、納豆はネバネバ食品の中でも特に高いムチン含有量を誇ります
納豆であればスーパーだけでなくコンビニでも買えますし、そのままはもちろん、糖質制限の主食となる(?)豆腐とも相性抜群です。

1日1個の納豆生活で、糖質制限がより楽に、より効果的になるかもしれません。

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