パワーテック ハーフラックWB-HR16 レビュー(セーフティ・バーベルシャフトにも言及)

2018/09/04 2018/08/13

パワーテックのハーフラックWB-HR16を購入したので、詳しくレビューします。

ハーフラック・パワーラックを購入する際は、セーフティバーの長さ・高さと、使用可能なバーベルシャフトのサイズが一番気になる部分だと思うので、そこについても細かく解説します。

先に結論から言うと、私はパワーテックのハーフラックWB-HR16に非常に満足しています。パワーラックにするか、ハーフラックにするか迷いましたが、ハーフラックを選択したことで、あまり圧迫感を感じないフリーウェイトエリアを作ることが出来ました。日本の狭いマンションを有効利用するための設備として、ハーフラックは思った以上に優秀です。

WB-HR16はハーフラックの一商品に過ぎませんが、ハーフラックならではの良さ・問題点について詳しくレビューを書いたので、ハーフラック・パワーラックの購入を検討している人は、参考にしてください。

パワーテック ハーフラックWB-HR16のサイズ感

ハーフラックWB-HR16のサイズや設置スペースについては別記事に詳しくまとめましたが、だいたい4.5畳くらいのスペースがあれば設置可能かと思います。もちろん、広ければ広いほど余裕を持ってトレーニングができます。

パワーラックとハーフラックでは感じる圧迫感にかなりの違いがあります。

私はリビングの一角をトレーニングスペースにしていますが、ハーフラックはパワーラックと違い支柱が少なく土台も小さいのでコンパクトでスッキリしています。特に縦の支柱が1本なのが大きい。パワーラックは立方体のように四方を囲むような形になっていますが、ハーフラックは縦の支柱が1本で横から見て三角形の形をしているので視覚が遮られる部分が少なく圧迫感を感じにくくなっています。

専用のトレーニング部屋がある場合はフルサイズのパワーラックで良いと思いますが、普段の生活スペースにトレーニングスペースを設ける場合はハーフラックが断然おすすめです。窓の近くに設置しても景観をあまり損ねないので、家族に文句も言われにくいと思います。

実際にフィットネスショップでパワーラックを見てきましたが、相当な圧迫感を感じました。普段の生活スペースに取り入れると言う意味ではハーフラックに軍配が上がると思います。

パワーテック ハーフラックWB-HR16でできるトレーニング

youtubeにパワーテックの動画がアップされています。

動画内では、以下のトレーニングが紹介されています。

・スクワット
バーベルバーを背負いながらのスクワット
・プッシュアップ
バーベルバーを掴み腕立て伏せ

・プルアップ
チンニングバーにぶら下りながら懸垂
・オブリークツイスト
チンニングバーにぶら下りながら膝を持ちあげツイスト
・オブリーククランチ
チンニングバーにぶら下りながら膝を左右に持ち上げる

・ディップス
ディップハンドルバーを握り、腕で体を持ち上げる
・アブドミナニーレイズ
ディップハンドルバーを握り、膝を持ちあげる

※ディップハンドルバーはオプションのため、別途購入が必要です

動画ではハーフラック本体を使ったトレーニングが多くバーベルを使ったトレーニングは少なめですが、パワーラック・ハーフラックの醍醐味はやはりバーベルを使ったトレーニングでしょう。私はハーフデッドリフト、ベントオーバーロウ、フロントプレス、スクワット、ベンチプレス、などに利用しています。

今までもWバーを使ってそれらのトレーニングは行っていましたが(ちょっと短いけどそこそこやれます)、ラックの有る無しで扱える重量が大きく変わるため、効きが大きく変わりました。例えば、ラック無しでベンチプレスをやる場合、シャフトを下すのは自分の胸になります。胸に何十キロもあるものを下すと結構痛い上、限界までやると上げられなくなって死にます。ということで、かなり軽めの重量設定で、余裕をもって出来る回数しかやっていなかったのが、8~12回が限界の重量で出来るようになり、筋肉痛が来ない日は無いくらい追い込めるようになりました。

他にも、スクワットなど「持ち上げることを考えたら、高重量は扱えない」という種目で、大きく重量を上げることが出来るようになりました。これは大きな変化です。重量挙げのように反動を使えば、ラックを使わずに高重量を持ち上げられないことも無いですが、落としたら即マンション退去で、とんでもない金額を敷金から引かれることでしょう。賃貸の人こそ、自宅にラックを置くべきだと感じています。

また、気が向いた時にチンニングバーで遊べるのもかなり良いです。チンニングやハンギングレッグレイズは地味な割にめちゃくちゃ効くので重宝していますが、ハーフラックをリビングに置いたことで、出勤前や風呂上がりなどのちょっとした隙間時間にもやるようになり、トレーニングの総時間が増えました。道具がいらないので「さあやるか」と構えずにサッとできるのが良いです。トレーニングの合間に挟むことで、良い気分転換にもなっています。

パワーテック ハーフラックWB-HR16の強度

上記のようなトレーニングをしていますが、強度に不安はなくスッキリとした見た目とは裏腹に、非常に安定感があります。

ハーフラックWB-HR16は支柱の少ないシンプルな作りなので、何も乗せていない状態の本体の重量は45kgです。組み立てた時は左右に引っ張るとハーフラックが揺れる状態だったので、正直「大丈夫か?」と思いましたが、実際は横からの力を加えるようなトレーニングをするわけもなく、また、プレートホルダーにプレートを収納して重量を増加させているので、トレーニング中に不安を感じることは全くありませんもちろん、チンニングバーにぶら下がって思いっきりレッグレイズをしても全く問題ありません。

支柱は細く見えますが強度は充分で、たわみもなくガッシリしています。組み立ての記事にも書きましたが、ボルトをかなりキツく締めるため、接続部分のガタツキもなく安心して体重をかけることができます。

パワーテック ハーフラックWB-HR16のセーフティーバー

ハーフラックWB-HR16には、厚いゴムで表面がコーティングされたセーフティーバーがついてきます。
セーフティーバーは高さが調節可能なタイプで、ベンチプレスだけでなく、スクワットのようにある程度高い位置にセーフティーが欲しい種目でも使えるようになっています(安いラックだと高さが固定のものもある)。ボルト留めではなくダボのように穴に出っ張りを差し込む方式なので、気軽に位置を変えられるのがメリットです

また、ネット上で「ハーフラックWB-HR16のセーフティーバーは一番下でも位置が高過ぎるのでは?」という疑問を見かけたのでメジャーで計測してみました。一番下で床から35cm、二番目に低い位置が床から67cmです。

ちょっとわかりづらいのですが、WB-HR16は支柱をボルト締めしているところの下にも、セーフティーが刺せる穴が1個だけ空いています。そして、支柱をボルトで止めている個所をまたいでの次の穴になるため、一番下と二番目に低い穴の間にかなりの差があります。

パワーテック ハーフラックWB-HR16 セーフティー位置

最も低い位置にセーフティーを置きたいのはハーフデッドリフト(トップサイドデッドリフト)になると思いますが、ハーフデッドリフトは膝~膝上あたりがスタート位置になるので「低すぎる」という人はいるかもしれませんが「高すぎる」という心配はないと思います。

ただ、下から二番目の穴にセーフティを刺した場合の位置だと、私の使っているIROTECのフラットベンチの場合、ベンチプレスの際にバーベルを下ろしきる前にセーフティに当たってしまうため、ベンチ次第ではありますが下から二番目だとちょっと高過ぎると感じる人もいるかもしれません。胸がもっと厚くなれば解決する問題ではありますが。

セーフティーバーで気になるのは、設置可能な高さもそうですが、それ以上に長さでしょう。私も、セーフティーバーの長さがあまりに短すぎるということで、購入候補から除外したラックがいくつもあります。ということで、また測ってみました。

計測してみると、長さは18cmです。セーフティラックは長ければ長いほど良いと言う風潮がありますが、正にその通りだと思います。WB-HR16のセーフティーバーは、「使えないこともないが不安」という感じの長さで、かなり惜しい感じになっています。あと5cm長ければ…。

ベンチプレスの際には「意識しないとはみ出ることもある」くらいで十分使えますが、スクワットの際は「下を見るわけにもいかないからあてに出来ない」という感じで、かなり頼りないです。狙って落とすことは出来る程度の長さですが、「高重量でセーフティーギリギリを責めて、つぶれる前提でスクワット」みたいな使い方は危険だと思います。

パワーテック ハーフラックWB-HR16で使えるレギュラーシャフト

パワーラックやハーフラックは、バーベルシャフトの内寸(プレートを付ける個所の間の長さ、握る部分)をラックのサイズに合わせる必要があるため、使えるシャフトが限定されます。WB-HR16の公式データでは、シャフトは内側サイズ130cm以上が利用可能となっており、これはパワーラックの中ではやや広めのサイズのようです(パワーテックは基本このサイズ)。

ということで、内寸サイズが130cm以下のバーベルシャフトは使えません。が、比較的安価なシャフトはほとんどが内寸130cm以下となっています。

例えば、私が最初購入を検討していたIROTECのレギュラーシャフトは、全長180cmのもので内寸105cm、全長200cmのもので内寸122.5cmになります。つまり、パワーテックのラックでは使用できません

色々調べましたが、レギュラーシャフトで内寸が130cmを超えるものはあまりありません。ダンベルで使っているプレートを流用したかったため、オリンピックシャフトにするわけにもいかず、ハーフラックも注文してしまった後だったため途方にくれましたが、探し回ってようやく発見しました。

またフィットネスショップです。IVANKOのバーベルシャフトなら、レギュラーシャフトでも内寸130cmを超えるものがあります。

ということで、またフィットネスショップで注文しました。今まで大抵のものをAmazonで買っていましたが、本格的なトレーニンググッズはAmazonには無いことが多いので、フィットネスショップを利用した方が確実です。

他にも使えるものはあるかもしれませんが、私が探した範囲では、レギュラーシャフトで内寸が130cmを超えていて比較的安価(1万円ちょっと)なのは、IVANKOのシャフトのみでした。

パワーテック ハーフラックWB-HR16のオプションパーツ

フットプレートアクセサリー

ラックを床にボルトで固定するためのパーツ。パワーラック、ハーフラック共通。
折角省スペースで運びやすいハーフラックを買ったのに、床に穴をあけてボルト止めをする人はかなりの変わりものだと思うので、ハーフラックに利用する人は少ないと思います。

ディップハンドルバーアタッチメント

ディップス用のバー。セーフティーバーとかつける穴にボルトでくっつけるタイプのバー。
これはちょっと欲しい。

ラットタワーオプション

みんな大好きラットプルダウンが出来るようになるオプション。ジムで大人気のラットプルダウンを独り占め出来るのは魅力。
10万5000円くらいするため、ハーフラック本体より高い。

φ50mmプレート専用(オリンピックシャフトのプレートサイズ)のため、更にお金がかかる。

パワーテック ハーフラックWB-HR16 まとめ

長々と書いてきましたが、最後にまとめます。

WB-HR16まとめ
  • 省スペースで圧迫感が少ないが、強度はバッチリ
  • パワーテック製はやっぱりカッコイイ
  • ハーフサイズだが、フリーウェイト系種目は一通り出来る
  • セーフティーバーのつけ外しが楽で便利
  • セーフティーバーはかなり低いところに設置出来る、ベンチだとちょっと高めに感じることも
  • セーフティーバーは短過ぎるという程ではないが、惜しい長さ
  • シャフトの内寸130cm必須は難易度高い、でもIVANKOのシャフトならいける
  • オプションパーツが色々ある、あこがれのラットプルダウンパーツもあるが高い

こんな感じでしょうか。個人的には大変気に入っており、良い買い物をしたと思っています。
余談ですが、パワーテックやタフスタッフなど、ビルダーやガチトレーニーに人気のあるメーカーのラックは、中古でもかなり高額で取引されているため、買い替えを考えてもお得だと思います。

いつか、広い家に引っ越した時にはこのスミスマシン買うんだ…。

POWERTEC(パワーテック) ハーフラック WB-HR16

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